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「TEAL BLUE JAPANキャンペーン2024」が開催されますこと、心よりお慶び申し上げます。
子宮頸がんは特に若い世代の女性の罹患が多いがんで、30歳代までに年間約1,000人の女性が治療で子宮を失い、妊娠ができなくなってしまうといいます。
予防に有効なHPVワクチンについては、令和4年4月から積極的な接種勧奨が再開されていますが、先行する海外に比べ接種が十分に進んでおらず、接種対象者ご本人やその保護者の皆さんに接種について検討・判断いただけるよう、的確な情報提供がなされる必要があると考えます。
子宮頸がんの予防には、ワクチン接種に加え、定期的ながん検診で早期発見し、早期治療につなげることも大切です。しかしながら、2022年の島根県の子宮頸がん検診の受診率は38.4%と全国より低い状況にあります。
島根県では、市町村や企業等と連携し、HPVワクチンと子宮頸がん検診の普及啓発に取り組んでいるところですが、引き続き、若い世代にも届く方法を工夫するなど、HPVワクチンの接種率と子宮頸がん検診の受診率の向上を図ってまいります。
本キャンペーンが、HPVワクチンと子宮頸がん検診に対する正しい知識の普及啓発につながることを祈念しております。
島根県知事
丸山 達也